ファン層の詳細説明(第2部の補足説明)

「アムラー第1世代」は小室哲哉さんプロデュースの1996年から1997年ごろに圧倒的に安室ちゃんを支持したハイティーンを中心としたコアなファン層。ポスト団塊ジュニア世代の前半世代(1975年(昭和50年)~1980年(昭和55年)生まれ)が多くを占め、その影響を受けてポスト団塊ジュニア世代の後半世代が続く。一方「アムラー第2世代」は安室ちゃんの「SUITE CHIC」プロジェクトへの参加以降(2003年~)に青春時代を送り、B系音楽にもなじみがあるファン層。

 2000年代、安室ちゃんはB系音楽と「強くてかっこいい」を融合して表現しつつ、「アムラー第2世代」のファン層を少しづつ増やしていく。この時期、ポスト団塊ジュニア世代の前半世代(=「アムラー第1世代」)は仕事や出産に追われる。一方、ポスト団塊ジュニア世代の後半世代はいわゆる「コギャル」としてギャル文化を担うが、その一部は「強くてかっこいい」安室ちゃんを「なんとなく気になる」存在として水面下でいつも意識していた。

 2008年以降、安室ちゃんが「強い」「かっこいい」「カワイイ」「ストイック」な安室奈美恵のイメージを確立することで、「アムラー第1世代」「第2世代」だけではなく、ポスト団塊ジュニア世代の後半世代の水面下のファンたちも、「アムラー」として人気を大きく盛り上げていった。

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